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コシヒカリの性質と特徴

コシヒカリは日本で一番食べられているお米であり、粘りや硬さといったバランスに優れています。
味も良く多くの人に好まれる品種ですが、もっちりした食感が特徴なので、あっさり系のお米を好む人には手放しでお勧めは出来ないかもしれません。 反面、ご飯を味わってしつかり食べたいという人にはお勧め出来るお米なのです。
そのため、特に男性に人気が高い傾向にあると考えられています。

コシヒカリは味、粘り、つや、弾力などに優れていて、冷めても美味しいというのが特徴のひとつです。そのため、基本的には和風料理、洋風料理だけでなく、おにぎりなどにも使用出来るいいお米と考えられています。

けれども、粘りが強いことで米粒同士がくっつきやすく、にぎり寿司のような料理には不向きです。また、濃い味ならともかく、薄味の和食などの場合はおかずの方が負けてしまう可能性があります。
チャーハンやどんぶり系は、ご飯の特徴からベッチャリした仕上がりになる傾向にあり、美味しくなりません。

薄味の和食中心の食事、ご飯をアレンジして食べることが多い、あっさりしたご飯が食べたいという人には向かないお米かもしれません。

コシヒカリは産地で微妙な違いがあったり、病気耐性のある『コシヒカリBL』とい品種もあるのですが、一般流通としてはコシヒカリとして統一されています。

しかし、上記にも記したように産地ごとに味、粘り、硬さに違いがあるため、本当に自分に合うコシヒカリを探すには各地のお米を食べ比べた方がいいかもしれません。

コシヒカリの生産ですが、北は本州の秋田県や宮城県から南は九州までとなっています。
全国1/3以上がこの品種であるということからも、人気の高さが分かります。 また、コシヒカリは多くの品種と掛け合わされており、あきたこまちやひとめぼれ、ヒノヒカリなどといった新しいお米も作られました。

余談ですが、コシヒカリは漢字にすると『越光』と書くのです。
『越』の文字は、昔の『越国(こしのくに)』からつけられているとされており、越国というのは日本の北陸地方のことです。
越の国に光り輝くという意味から、コシヒカリという名称がつけられたということです。

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