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お米の栄養


お米はとても栄養のある食べ物です。
太る、栄養がないなどと考えられていたりもするようですが、それは誤解なのです。

例えば、白米でお茶碗1杯分(150g)にどの程度の栄養が含まれているかを記してみましょう。
( )の中は、他の食品との比較、もしくは他の食品で摂取する場合の数値です。

◆エネルギー 222kcal (ハンバーガー1個=270kcal)
◆糖質 47.6g (ひじき100g)
◆たんぱく質 3.9g (牛乳130cc)
◆脂質 0.75g (食パン1/3枚)
◆ビタミンB1 0.05mg (キャベツ100g)
◆ビタミンB2 0.02mg (大根100g)
◆ビタミンE 0.3mg (ごま 小さじ8杯)
◆カルシウム 3mg (トマト1/3個)
◆鉄分 0.15mg (とうもろこし1/3)
◆マグネシウム 6mg (アスパラ5本)
◆亜鉛 810μg (ほうれん草1/3束)
◆食物繊維 0.6g (セロリ50g)

これらの栄養が、ご飯1杯で補えることから考えてもお米の栄養価は高いと考えられます。

また、お米の主な栄養分が炭水化物であるということから、取り過ぎないように敬遠するという人もいるでしょう。
これは、炭水化物に糖質と食物繊維が含まれており、この糖質が良くないと考えるからではないでしょうか。
けれども、糖質と言っても実は『糖類』と『糖類以外』という二種類に分けることが出来るのです。
糖類とは砂糖や果糖といったものです。
そして、糖類以外に含まれるのがお米の主成分である『でんぷん』なのです。

「お米の主成分である『でんぷん』は糖質だから」といって心配する必要はありません。
糖質というカテゴリーに分けられていても、厳密に言えば糖類ではないのです。

ちなみに、気をつけないといけないのは食材を組み合わせた栄養バランスが一番大事ということです。
お米に限らず、栄養価の高いとされる食べ物はあるのですが、「栄養がある」と言われると、どうしてもそれだけに注目がいきがちです。
しかし、そもそも1つの食材で必要な栄養素の全てが補えるわけがありません。
肉、魚、野菜など、それぞれの食品にはそれぞれが持つ栄養素が存在するため、これらを組み合わせてバランスのいい栄養摂取を心がけることが健康のためには一番重要だと思います。

そういう観点からも、お米は便利な食べ物かもしれません。
ご飯とおかずというのは食事の定番の形です。
他の色々な食材と組み合わせることが出来るという点でも、栄養摂取に貢献する食べ物でしょう。

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