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増えてきているお米でできているパンや麺


パンや麺類の原料といえば、普通は小麦粉でしたが、最近では、お米を使ってパンや麺類を作るお店も増えてきているようです。

小麦粉の代わりに米粉を使うと、弾力が出てもっちりとした食感になり、小麦粉とはまた違った豊かな風味が楽しめます。それに、小麦アレルギーの子どもたちも増えてきているので、アレルギーが出ない米粉を使ったパンや麺類が人気なのでしょう。

また、健康志向が高まる中、米粉の方が小麦粉よりもアミノ酸の含有率が高く、油の吸収率が低いので、ヘルシーな米粉の方に、自然と注目が集まるようになったのかもしれません。水分含有量が多く、もちもちした食感の米粉のパンや麺は、消化吸収も穏やかなので、血糖値が気になる人にも人気があります。

さらに、小麦粉で作られたものよりも、しっかりと噛む必要がある米粉の方が、食べ過ぎを防ぐ事もできますし、満腹感も得られ、ダイエットにもピッタリです。

即席の袋麺にも米粉が使われているものがありますが、その美味しさに人気が集まり、大ヒットしているそうです。ラーメンは、日本の代表的な食べ物の一つですが、将来的には、ラーメンの麺は小麦粉ではなく、全て米粉で作られるようになるかもしれません。米粉が注目されるのは、その食感や美味しさはもちろんの事、小麦粉よりも栄養があり、ヘルシーな素材だからでしょう。

また、お米を様々なものに利用することで、お米を作る量が増え、食糧自給率もアップします。地球温暖化の影響などにより、小麦の生産が不安定になっている昨今、食糧の安定供給をはかるためにも、食糧自給率を上げることは、とても大切な事です。

お米の利用法が広がっていけば、輸入に頼らなくても、今の食文化を維持できますし、その先にまた新たな食文化の可能性も広がっていきます。

お米を使って様々な食品を作ることには、このように大きな意味があります。
今後もお米の活用法が、どんどん広がっていくといいですね。

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